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Webデザイナーとして転職活動をするとき、「ポートフォリオに何を載せればいいの?」という悩みは誰もが通る道です。この記事では現役Webデザイナーの視点から、採用担当者の目に留まるポートフォリオの中身を具体的に解説します。
ポートフォリオに絶対載せるべき3種類の作品
ポートフォリオに載せるべき作品は、大きく3種類に分けられます。それぞれの目的を理解して掲載することで、採用担当者へ的確にアピールできます。
① バナー制作(SNS広告・Web広告)
バナーはPhotoshopスキルを直接証明できる作品です。SNS広告やディスプレイ広告で使われる1,000×1,000px(スクエア)と1,200×628px(横長)を各2〜3点用意するのが目安です。
実務ではA案・B案を比較検討することが多いため、「2パターン作って比べた過程」を一緒に見せるとデザインの思考プロセスまでアピールできます。バナーは短期間でたくさん作れるため、ポートフォリオの量を増やす意味でも有効です。
② LP(ランディングページ)
LPはデザインとコーディングを合わせて見せられる最強の作品です。FigmaやXDでデザインしたモックアップだけでなく、HTMLとCSSで実際にコーディングしたページをセットで掲載すると「デザインも実装もできる人」として評価が上がります。
制作時は「ターゲット年齢」「訴求したいポイント」「行動を促すCTA設計」まで意識して作ると、面接での説明に深みが出ます。
③ ECサイト・コーポレートサイトの模写
既存サイトの模写でも、「なぜその配色・レイアウトを選んだか」の意図を説明できれば十分評価されます。「ZOZOTOWNのような清潔感のあるECデザインを参考に、商品写真が映えるよう余白を広く取った」といった説明が一言あるだけで、ただの模写と区別されます。
模写は技術力の証明になるだけでなく、プロのデザインを分析する観察眼のアピールにもなります。
未経験でも「作品がない」を脱出する方法
「Webデザインを勉強中だけど、実際の案件経験がない」という方でも、ポートフォリオは作れます。以下の方法で作品数を増やしましょう。
架空クライアントを設定して制作する
実在するクライアントがいなくても、「地元の〇〇カフェのLPを架空で制作する」というように、具体的なターゲットと要件を自分で設定すると実務に近い作品になります。
「ターゲット:30代女性・テイクアウト需要を増やす・ナチュラルな雰囲気」と設定するだけで、配色・フォント・レイアウトの意思決定に一貫した理由が生まれます。架空でも「設定と意図」があれば採用担当者に伝わります。
Photoshopで作れる実務想定の作品リスト
まずはPhotoshopで作れる以下の作品から始めるのがおすすめです。
- SNSバナー:Instagram投稿用(1,080×1,080px)、ストーリーズ用(1,080×1,920px)
- Web広告バナー:Google広告で使われる728×90px、300×250pxなど
- アイキャッチ画像:ブログ・noteの記事サムネイル
- SNS投稿素材:Twitterヘッダー、Facebookカバー画像など
これらは1〜2時間で1点仕上げられるので、週末に集中して作るだけで1ヶ月で4〜8点そろいます。
作品数の目安と採用担当の閲覧時間
作品数の目安は最低3点・理想5〜8点です。採用担当者がポートフォリオを見る平均時間は2〜3分程度。1作品あたり30〜60秒しか見てもらえない計算です。
10点並べるより、3〜5点を深く解説する方が記憶に残ります。「この作品では〇〇を意識しました」と言えない作品は掲載しない方がむしろ評価が上がることもあります。
スクールの課題作品を活用する
デザインスクールでは実案件に近い課題制作を行うところが多いです。スクールで作った作品もポートフォリオに掲載できます。特に「どんなフィードバックを受けて、どう改善したか」のプロセスも加えると説得力が増します。
▶ スクールでポートフォリオを作る(無料カウンセリングあり)
採用担当が実際に見るポイント(現場目線)
現役デザイナー・ASKの場合
採用する側・仕事を依頼する側として100件以上のポートフォリオを見てきた私(ASK)の経験から言うと、ポートフォリオで最も興味が湧く瞬間は「え、この企業のHP作ってるの?」という瞬間です。
作品数が多いに越したことはありませんが、1件でも実在のクライアント案件があれば、それだけで他の候補と一線を画します。架空案件ばかりのポートフォリオと、実際に納品した1件では説得力がまったく違う。
また、ポートフォリオ自体の世界観・クオリティを見ます。ただ作品を並べただけのリスト形式は正直微妙です。ポートフォリオそのものがデザイン作品である、という意識で作ってほしい。
採用担当者はポートフォリオの何を見ているのでしょうか。現場の視点から3つに絞って解説します。
0.5秒ルール:見た瞬間に「何ができる人か」わかるか
採用担当者がポートフォリオを開いた瞬間、0.5秒以内に「この人はバナー系が得意」「LP制作ができる人」と判断できるかが重要です。作品が雑多に並んでいると、得意分野が伝わらないまま閉じられます。
「転職先がWeb制作会社なら、LPとコーディングを前に出す」「広告代理店ならバナーを先頭にする」と、応募先に合わせて作品の順番を変えましょう。
制作意図をその場で口頭説明できるか
URLを送るだけでなく、面接では「60秒で1作品を説明できる」準備が必須です。「なぜこの配色か」「どんなターゲットを想定したか」を言語化できると、採用担当者はデザインスキルだけでなく思考力まで評価できます。
逆に「なんとなくかっこよくしました」という説明では、デザインが良くても評価が下がります。
スマホ表示で崩れていないか
採用担当者はスマホでポートフォリオを確認することが多いです。Webポートフォリオを作る場合はスマホ表示のレスポンシブ対応が必須。PCで完璧でもスマホで崩れていると「実装力が低い」という印象を与えます。
提出前に必ずスマホ実機で確認するクセをつけましょう。
まとめ
Webデザイナーのポートフォリオに必要なのは、「作品の種類・質・説明力」の3つです。
- バナー・LP・模写の3種類をバランスよく掲載する
- 実績がない場合は架空クライアントを設定して制作する
- 採用担当は2〜3分しか見ない。3〜5点を深く解説する方が有利
- スマホ表示を必ず確認してから提出する
ポートフォリオの中身より、ポートフォリオ自体のデザインが採用担当の第一印象を決めます。作品を並べるだけでなく、見せ方にこだわってみてください。(ASK)
よくある質問(FAQ)
Q. ポートフォリオは何ページ(何作品)が理想ですか?
A. 3〜5作品を丁寧に説明できる量が理想です。採用担当者がポートフォリオを閲覧する平均時間は2〜3分程度なので、10作品並べるより3作品を深く解説する方が記憶に残りやすく評価されます。「なぜこの作品を作ったか」を60秒で説明できない作品は掲載を見送った方が無難です。
Q. Canvaで作ったデザインはポートフォリオに使えますか?
A. 使えますが、「Canvaで作った」と正直に記載することが前提です。ツールの種類より、制作意図の説明力が評価されます。ただし、Photoshop・Figmaなど実務ツールでの制作物も1点以上は用意しておくと、採用担当者に安心感を与えられます。
Q. ポートフォリオサイトは必要ですか?紙のPDFでもいいですか?
A. 紙PDFでも選考は通ります。ただし、URLを送れるWebポートフォリオがあると採用担当者が確認しやすく有利です。面接日程の調整メールにURLを添付するだけで事前確認してもらえるため、面接当日の印象が変わります。無料で公開できるSTUDIOやWixから始めるのがおすすめです。






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